2014年12月18日木曜日

BingのSEO対策

 今回は、Microsoftの検索エンジン Bing(ビング)についてですが、ほとんどSEO対策を意識せずともGoogleで表示されるようになれば勝手に順位は上がります。

 ただ、見た目上は上位に居ればいるほど担当者としては安心感があると思いますので、少し紹介します。

Bingの上位表示(SEO対策)はGoogleより簡単か

 中小企業のインハウスSEO担当者が狙うような大手が非占めるビッグワードではなく、ミドルワードでのSEOはGoogleより遥かに楽だと感じます。

 MSNからBingになってから精度は向上しましたが、Googleにはまだまだ及ばないといった感が拭えていません。
 正しくコンテンツを作成してサイトボリュームを増やせばクロールされるし、順位チェックをしている印象としては、順位が上がることはあっても順位低下がGoogleに比べて極端に少ない という印象です。
 これは、Googleは頻繁にアップデートや更新をしており毎日のように順位が変わる事からですが、Bingは頻度が少ないのか安定している感じですね。

Bingを意識するなら必ずやるべきこと

 Bingの検索結果を意識するなら必ず、BingのWebマスターツール に登録して下さい。Googleのウェブマスターツールと同じように自分のサイトのインデックス数や被リンク数を確認することが出来、クロール状況、サイトの改善すべき点も確認出来、SEOに大いに役立ちます。

Bingの今後は?

 恐らく今後も、かつてMSN時代にGoogle、YSTに追いつけなかった様に、Googleには追いつけません。ただ、Windows8 with BingやWindows10といったデフォルトでBingを使うようなツールがリリースされていく以上、一定数の利用者は居る訳ですから少しの手間でアクセスが増えるのであれば行うべきかと思います。

総論

 Googleに対するSEO対策の過程で、一手間(Bing Webマスターツール登録し、サイトマップ送信やサイトの改善)加えるだけで良いでしょう。基本的にはGoogleにインデックスされていればBingでも登録されますので特別に何かをする必要性はなく、順位チェックツールで順位を追っておけば良いです。Yahoo、Googleが強い日本ではなかなかBingだけをメインでやるのは難しいです。あくまでおまけです。

2014年12月17日水曜日

未だに根絶しない、ホームページ「リース」

 約1年ほど空きました。ペンギンやパンダについては基本的には触れません。著名な方々のブログを見た方がわかりやすいし、理解が早いです。

ペンギン・パンダアップデートについて


 そもそも、ペンギンやパンダがイマイチ理解し切れてないんですよね。
要は、低品質なペラサイトやアフィリエイトしかないようなサイトをオリジナリティあるサイトより上位に表示してるのは如何なものか? ということだと思います。
 これは当然であり、今までもGoogleは対策をしていただろうし、手を焼いていた事だと思います。

 単純に「オリジナリティある、ユーザーに解りやすい内容にして行きなさいよ」っていうGoogle王の命令ということですネ。

 ただ、これだけ大掛かりな事をやっていても転載禁止の所から転載しているまとめブログやアフィまみれのサイト、ペラサイトは平然と検索結果に表示されているのが現状です。

「ホームページリース」について

さて、タイトルの「ホームページリース」をやっている悪徳業者は未だに存在している、ということです。
会社で使うコピー機やビジネスフォンなんかはリース契約で使っている会社は中小企業でも多いと思います。
 そういった事務器の場合は、故障した場合や故障に備えてメンテナンスが必要になります。これはメーカーの研修を受けているエンジニアや資格を持っている人では出来ないことで保守に該当する部分、ウェブサイトの場合は極端な事を言ってしまうとワード・エクセルとインターネット・メールが出来る位のPCスキルでもマニュアルや情報さえあれば出来る事だと思うんですよね。
 自社のウェブサイトを持っていない中小企業では、「月1万円で自社サイトを作成します。もちろん、数百の中から好きな色や配置でお好きな様に作成致します。検索で上位表示すればネットから集客できますよ 全て当社にお任せ下さい」とか何とか言われれば、「月に1万円で全部やってくれて、集客できるなら・・・」ってホイホイ契約してしまう人も居ます(実際に居ました)

「ホームページリース」の全てが悪だと言いたいわけではありません。私が知らないだけで、中には優良な業者やサービスもあるでしょう。

 ただ、「リース」である以上、サイト(ファイル)の所有権、ドメインの所有権、レンタルサーバーの契約者には注意して下さい。
 コピー機でも車でもそうですが、リースの場合は基本的に契約期間内は所有者は契約している法人(または故人)ではなく、貸し出している会社が持っています。
そこがミソであり、業者側のメリットです。

悪徳業者による実例(被害)

私の周りで実際にあった話をしますと、リース契約している法人では、ファイルの所有権、ドメインの所有権が契約している法人ではなく業者が持っていました。恐らくこれがリースでは基本だと思います。
また、月額1万円とは別に更新料が更新毎に発生し、年間20万円以上の費用が発生。

 つまり、5年で100万円も掛けて作ったウェブサイトですが、この契約を解約してしまうとドメインはおろか今まで作成させていたファイルすら手元に残らない かつ、ドメインは業者が持っているので内容を変更されてリンクファームやアフィリエイトサイトに改悪される可能性がある ということです。

極端な話、ある意味ではドメインとファイルを人質にとって契約し続けさせる、テロリストのようにも思えますね。
 こんなことをするのなら、自社サイトの担当者を設けて、多少コストが掛かってしまっても全て自社で行ったほうが結果的にはメリットが有ると思います。

業者側のメリット

業者にとってはあまりにもウマい案件ですね。自社で持っているリンクを適当に貼っておいて、解約されたらリンクファームか中古ドメインとして転売していけばいいのですから。

対策

 対策としては、やはり専任兼任を問わず、担当者を設けることと正しい情報・認識を持つ事です。ネット上にある情報を集めればFTPの使い方やHTMLの基礎は理解でき、極端な話、ホームページビルダー買ってフリーのテンプレート弄りまくって試行錯誤していけば、ホームページリースでやっているようなサイトは出来ます。レベルアップしてくればWordPressでも使って、より集客も狙って行けます。
 リースの仕組みを理解すれば、ホームページをリースするなんていうのはどれだけ馬鹿げた事か自ずとわかります。ウェブサイトなんていうのはデータであって、車やコピー機や電話機と違って現物が契約者の手元にはありません。 手元にないものをどうやってリースしようと言うのでしょう? ですのでホームページ作成ソフトと称して、リース契約させたりしているようですが、10年以上前に比べてホームページビルダーも高機能になっていて入門者からのステップアップに多いに役立つと思います。
 
 今更コストに見合わない契約をさせようとする業者及び業者のリンクが一日でも早く検索エンジン・世の中から根絶していくこと祈ります。